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世界各国に人気バイクメーカーが勢ぞろい

車よりも手軽なバイク。その人気も世界的で、各国に人気バイクメーカーが散らばっています。

ここでは、その人気バイクメーカーを詳しく紹介します。 あなたの好きなバイクメーカーはありますか?

ピアジオ

1)技術

 

もともと鉄道、船舶、航空等、輸送機器メーカーとして創業したピアジオ。1946年にスクーター「ぺスパ」を生産し発表。このベスパにはヘリコプターなどの航空機の技術が投入されているのは有名な話です。第2次世界大戦で大きな被害を受けたエンリコ・ピアジオは、新たに新型二輪車の開発に取り組みました。その際、設計を依頼したのがヘリコプターの創始者コラディーノ・ダスカニオ。現在でもベスパの伝統的特長として受け継がれているスチールモノコックボディや片持ちサスペンションなど、航空機のテクノロジーが随所に取り入れられています。スチールモノコックボディはスチール製のボディが後輪車と一体となったエンジンを覆うという独特の設計。片側だけにサスペンションがついている、片持ちサスペンションもベスパ独自の設計です。
また、ピアジオはエンジンメーカーとしても有名。自社製品だけでなく数多くのメーカーに二輪車用のエンジンを提供しています。そのパワフルで優秀なエンジン性能は他の二輪車メーカーからも高い評価を受けています。主なエンジンとしては125ccの「リーダーエンジン」、250ccの「クオーサーエンジン」、500ccの「マスターエンジン」などが有名。

 

2)沿革

 

ピアジオ社は1884年にリナールド・ピアジオによって北イタリアの港町であるジェノア市で設立されました。ピアジオ家はもともと船乗りであったため、当初は船舶用品の製造を手掛けていました。そこで成功を収め、鉄道車両の製造にも乗り出します。さらに第1次世界大戦に入ると、鉄道車両製造で得た技術を応用して航空機の機体製造にも着手。航空機のエンジンを開発し、やがて航空機そのものを製造。鉄道車両と航空機の製造がピアジオ社の中心産業となりました。その時に得た鉄鋼加工技術はのちにベスパをはじめ二輪車の技術に活かされることになります。
その後、第二次世界大戦でイタリアは連合国の攻撃に遭い、ピアジオ社の工場も大きなダメージを受けます。そこで、エンリコ・ピアジオは、1945年4月に新規事業として庶民の足となる二輪車の開発に方向転換。ヘリコプターの創始者であるコラディーノ・ダスカニオに新型二輪車を設計させました。そして1946年に生産が開始されたのがスクーターの代名詞とも言える「ベスパ」。ピアジオ社はヨーロッパでも老舗の二輪車メーカーとして君臨することとなります。現在はイタリアの各有名メーカーを傘下に収め、最大手の巨大メーカーとなっています。またスクーターを専門に、多くの車種を送り出しています。

 

3)戦略

 

1884年、当初は船舶用品の製造販売をしていたピアジオ社は、港町に設立され大きく成長していきました。しかし、創設者のリナールド・ピアジオは船舶だけに飽き足らず、やがて鉄道車両の製造にも着手。鉄道、船舶、航空等、輸送機器全般を扱うメーカーとして発展します。特に、第1次世界大戦が始まると、急速に必要とされるようになった航空機の開発にいち早く取り組みました。第2次世界大戦では大きな被害を受け、ピアジオ社にも危機が訪れます。しかし、エンリコ・ピアジオは、ここで視点を一転させて国民の生活に目を向け、普段の生活の足となる二輪車の開発に乗り出しました。しかも、その設計には、ヘリコプターの創始者であるコラディーノ・ダスカニオを設計者として迎え、他社にはないこれまでにピアジオ社が培ってきた航空機の技術を駆使した二輪車を開発。それが、1946年に生産開始された世界に名だたる「ベスパ」です。
ベスパは独自のベスパブランドとして販売する一方、ピアジオブランドやジレラブランドでも数々のスクーターを世に送り出しています。技術開発も怠らず、エンジン供給メーカーとしても高い技術を誇っています。また、アプリリアやモト・グッツィなど、知名度の高い有名バイクメーカーも傘下に収めることに成功。航空機メーカーも傘下に収めるなど巨大メーカーへと発展しています。

 

4)関連企業

 

ピアジオ傘下のバイクメーカー

■アプリリア(aprilia)

経営戦略の失敗、事業拡大、レース活動の資金の膨張により財政難に陥り、2004年8月同業のピアジオの傘下に。モータースポーツでの活躍(90年代に原田哲也や坂田和人がアプリリアのマシンでWGP参戦)もあり、日本ではイタリア車としてドゥカティ、ビモータと並び知名度の高いブランドです。

■モト・グッツィ(Moto Guzzi)

1921年に設立されたイタリアで現存する最古のバイクメーカー。当初よりレース活動に取り組み、1934年にはイギリス製以外のバイクで初のマン島TTで優勝しています。一方市販車においては、1928年にツアラーモデルのさきがけとなるGTを開発し、現在まで美しいデザインのツーリングモデルを中心に製造を続けています。ロンバルディア州、コモ湖畔のマンデッロ・デル・ラーリオに所在。

ピアジオ傘下の航空機メーカー

■ピアジオ・エアロ(Piaggio Aero)

フェラーリ社創設者エンツォ・フェラーリの息子のピエロ・ラルディ・フェラーリをCEOにおき、スクーデリア・フェラーリに航空機の提供などを行っています。

 

5)提携

 

日本企業のダイハツ工業は、1982年代からヨーロッパ向けにハイゼット(S65系)を輸出していました。しかし1985年の円高により採算の見通しが不安となったため、ヨーロッパでの現地生産という方法を模索。その結果、ピアジオ社とイタリアで現地生産をする契約を結び、提携することとなりました。
1992年11月に生産をスタート。以後、2002年12月まで軽貨物車の「ピアジオ・ポーター」をライセンス生産しています。ダイハツ工業では「ハイゼット」という名称で販売されているもので、それぞれのブランドで姉妹車として売り出されています。二人乗りブラインドバン(ブラインドコンビナート)、四人乗りバン(コンビナート)、3列シート六人乗りワゴン(フルゴン)など3車種のワゴンタイプと、標準デッキ(ピックアップ)、ロングデッキ(ピックアップビッグデッキ)、ダンプ(ピックアップティッパー)と3車種のトラックタイプが設定され、製造されていました(かっこ内はポーターのイタリア仕様の名称)。生産モデルは6代目S80系。エンジンはダイハツ設計の1,300ccとピアジオ独自設計の1,400ccディーゼルの2種で、ディーゼルエンジンは欧州向けモデルのみ。そのほか機構的にはほとんど違いのない車体となっています。

 

6)車種1

 

◎NRG Power MC3 50

ピアジオブランドでは最高級モデルとなる50ccのスクーター。リア、フロントともにディスクブレーキを装備。ピアジオが新開発した水冷2サイクルHi-Per2-Proエンジンを搭載し、Euro2の排ガス規制をクリア。2008年現在現行モデル。

◎LIBERTY 50

イタリアンらしいデザインに大径ホイールで安定した走行性があるモデル。女性に人気もあります。

◎ZIP 50

イタリアでは人気の高さを誇る、現在日本では輸入されていないモデル。マロッシレースチューンのベースモデルとしても有名。

◎ICE 50

快適な走行感が味わえる、近未来的なデザインのスタイリッシュなモデルのスクーター。

◎BEVERLY 125

市街地走行が快適なスクーターとして開発。シート高さが低めで、とり回しもしやすく、乗りやすいモデル。ピアジオリーダーエンジンを搭載。2008年現在現行モデル。

◎TYPHOON 125

前後に履いたバルーンタイヤが特徴。パワーのある2サイクルエンジンを搭載したスポーツスクーター。

◎RUNNER 125VX/200VXR

現在はジレラブランドのみの販売ですが、以前はピアジオブランドでも販売していたモデル。

◎X-9 EVOLUTION

新開発のエンジンは4サイクル4バルブ250cc。MAXIスクーターの主力モデル。

◎LOVERTY 200

イタリア本国でベストセラーだった150をフルモデルチェンジしたモデル。

 

7)車種2

 

◎BRAVO

ピアジオのモペッドであるブラボー(BRAVO)は、レバー1つで自転車としても使用できます。ロータリーバルブエンジンを搭載し、エンジンのみで走行に必要なすべての電気を発電。そのためバッテリーは搭載されていません。また長時間使用していなくても走行が可能。CTVオートマチックを採用していて、安定した加速力と登坂力を感じられます。

◎ciao

ピアジオで現在も生産されているロングセラーは世界中のモペッドの基準となっています。レバー1つで自転車として使用可能。タイヤはBRAVOよりも細く、径が大きいので乗りやすいモデル。

◎MP3 250RL

2007年3月発売されたMP3 250RLは、これまでのスクーターの概念にはなかった前輪が二輪、後輪が一輪の三輪スクーター。日本では普通自動二輪車の免許は不要で、普通自動車免許で乗ることができます。車両の区分は250ccのバイクとして扱われます。
フロントが二輪であることにより接地面積が増し、二輪スクーターより安定した走行感があります。特に濡れた路面やでこぼこの多い路面ではその威力を発揮。またリアではなくフロントを二輪にしてバンクができるように設計されているため、バイクとしての走行を十分に楽しむことができます。また、センタースタンドを使用しなくてもパーキングできるので便利です。

 

8)販売店

 

■株式会社成川商会

ピアジオ社の正規輸入総代理店。昭和28年4月8日、輸入貿易商社として創立。スクーターに限らず世界の一流メーカーの各種精密機械を輸入、販売しています。過去には、Audiolab社のハイエンドホームオーディオ機器(アンプ・プレーヤー)や、セレッション社のハイエンドスピーカーなどの音響機器も取り扱っていました。また、イタリア・ブラーゴ社のミニカーを輸入していた時期もあります。現在では、ピアジオのほか、MZ、ジレラやデルビ(スペイン、ナショナルモーター社)などの二輪車を扱っています。また、フェラーリやポルシェ、フォードなどに純正として採用されているホーンの会社、FIAMM(フィアム)ホーンの輸入販売も行っています。
販売とともに、技術部では輸入機器に関する技術コンサルタントや、加工やアフターサービスなども行っています。納入先は、2008年現在550社以上にのぼり、営業種目別に全国に販売網を拡大しています。


本社:大阪市北区中之島3-2-4朝日新聞ビル。
東京営業部:東京中央区銀座5-15-1南海東京ビル。
大阪営業部:大阪市北区同心1-8-13成川ビル。

 

9)パーツ

 

ピアジオのオプショナルパーツには主に次のようなものがあります。

■MP3 250用

<ピアジオ純正パーツ>

□トップケース

シートの後部につけるトランクケース。容量48リットル。付属のヒンジを使用することにより上部への移動が可能。

□大型風防

前部につける風雨よけの大型のスクリーン。走行中の疲労を大幅に軽減。厚さ4ミリメートル。

□中型風防

大型風防の小ぶりサイズのスクリーン。厚さ4ミリメートル。

□レッグカバー ヒーター付属

足元を覆うカバー。乾電池使用のヒーターを内蔵。

<GIVI>

□MP3 スポイラー

ピアジオ純正大型風防より小さめ。ノーマルスクリーンより40ミリメートル長くなっています。

□バックレスト

背もたれ

□ケースキャリア

<レオビンチ>

□マフラー 4Road

ステンレス製で、耐久性・耐熱性に優れています。

■NRG mc3用

<レオビンチ>

□HAND MADE ZX

高級感漂うチャンバー。カーボンケプラー製のサイレンサー。中低速からすべての範囲でパワーアップ。

□HAND MADE ZX クロームメダル

HAND MADE ZXのクロームバージョン。

□TOURING

低速から高速まで全域で出力が向上。

□SP3

高出力を発揮しながらも、静かな音を実現しているベストセラーモデル。

 

10)人気

 

スクーターといえばベスパ。そう言われるほどの人気ブランドを抱えているのがピアジオ社。航空機の技術をつぎ込んだピアジオ社のスクーターは、デザイン、技術面、ともに独特のアイデアがこらされています。伝統的な技術を受け継ぎながら、一方では前輪が二輪という珍しい設計のMP3のように斬新なスタイルを打ち出し、あっと言わせてくれます。普通免許で乗れることや、停止する時にスタンドを立てる必要がなく、駐車場の心配がいらないなどの利便性も高く、イタリア本国での人気は当然のことながら、日本でも多くの愛好者が存在します。
また、ピアジオ社はエンジン供給会社としてもその技術は認められており、多くのメーカーに信頼され人気を得ています。それだけに、ピアジオ社のスクーターやモペッドは、性能面でも安定感があり人気の秘訣となっています。今もなお、その技術開発の手は緩めておらず、新しいモデルを送り出しています。さらに、デザインの国イタリアらしいスポーティで斬新なデザインにもその人気の秘密は隠されています。ライダーであれば、誰もが一度はあこがれるバイクではないでしょうか。

 

   
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