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世界各国に人気バイクメーカーが勢ぞろい

車よりも手軽なバイク。その人気も世界的で、各国に人気バイクメーカーが散らばっています。

ここでは、その人気バイクメーカーを詳しく紹介します。 あなたの好きなバイクメーカーはありますか?

KTM

1)沿革

 

KTMは、オーストリアにあるバイクメーカーです。本社が置かれているのは、マッティングホーフェン。KTMという社名は、創業者であるクローノライフ氏とトゥルンケンポルツ氏、そしてこのマッティングホーフェンの頭文字からとられています。
創業は1953年。テュルケンポルツ氏を中心に、1日3台のバイク製作からスタートしました。現在は、年間で8万台以上を販売する、ヨーロッパ第2位のバイクメーカーに成長しています。オーストリアやドイツ、フランス、スペインなどのヨーロッパ諸国はもちろんのこと、北米などでも販売されており、販売子会社は世界12カ国以上にあります。
サスペンションメーカーのホワイトパワー(WP)、スウェーデンのバイクメーカーのフサベルを傘下に収めていることでも知られています。
1953年に設立され、1955年にはロードレースに初参戦。1970年には自社開発エンジンの製造を始め、1974年にはモトクロス世界選手権で初めてチャンピオンを獲得するなど、オフロードバイクの世界で実績を積んできました。
しかし、1991年にKTM Motorfahrzeugbau AGが倒産。翌年、スポーツバイクに重点を置き、KTM Sportmotorcycle-AGとして再スタートを果たします。
その後、1994年に世界チャンピオンを獲得。2000年には、オフロードバイクの8つの世界タイトルのうち、6つを獲得しました。
オンロードバイクの分野では、ロードレースプロジェクトを2003年に再スタートさせ、GP125に参戦。翌2004年にはマレーシアGPで初勝利を飾り、さらに2005年にはMotoGP250ccクラスに参戦。2006年には同クラスで初優勝をとげ、オンロードバイクでも実績を積みつつあります。

2)Ready to Race

 

「Ready to Race」とは、KTMの理念です。
KTMのモデルは、オフロードはもちろんのこと、ロードレース向けのものも、常にレースに参戦した経験をフィードバックして作られています。競技専用モデルはもちろんのこと、公道走行ができるモデルもまた、いつでもサーキットなどでレースやスポーツ走行が楽しめるくらいの走行性能を発揮します。
たとえば、KTMのモデルはどれも軽量かつコンパクトで扱いやすい。サスペンションに使われているのは、ヨーロッパ屈指のサスペンションメーカー、WPの製品です。エンジンも常に新しいものが開発されています。さらに、パワーパーツと呼ばれる部品を使えば、マシンをレース用にチューンナップすることも可能。このように、一般車でありながら気楽にレースも楽しめるマシンであることが、KTMの特徴なのです。
また、KTMの「Ready to Race」の理念は、年齢も問わない。キッズ向けのミニモトクロッサーモデルもラインナップされており、ひとりで自転車に乗れるような年齢のキッズから、モトクロスの楽しみを味わえるようになっています。

3)代表車種

 

2008年現在、KTMの代表車種には、次のようなものがあります。
まずは、キッズ向けのオフロードモデル。
入門用モデルとして、50ミニアドベンチャー、50SX、65SXなどがあります。50ミニアドベンチャーは3歳から、50SXや65SXは6歳からが推奨年齢です。
モトクロッサーは、SXというシリーズで出ています。85ccから450ccまで、排気量別にいくつかモデルが出ています。
エンデューロモデルには、EXC、XC-Wなどのシリーズがあります。2ストロークエンジンを搭載した、XC-Wシリーズのモデルや125EXCは競技専用モデルであるが、4ストロークエンジンを搭載している250EXC-F、450EXCレーシング、530EXCレーシング、690エンデューロは公道を走行することもできます。
ネイキッドタイプのモデルには、デュークと呼ばれるモデルがラインナップされています。690デューク、990スーパーデューク、990スーパーデュークRです。
スーパーモトには、690スーパーモト、690スーパーモトR、990スーパーモト、990スーパーモトRなどがあります。また、競技専用のコンペティションモデルとして、450SMRがあります。
トラベルエンデューロ(ツアラー)には、990アドベンチャー、990アドベンチャーSがあります。これらのモデルには、LC8エンジンが搭載されています。
スーパーバイクには、1190RC8があります。

4)パーツ

 

車両用のパーツは、パワーパーツと呼ばれています。KTMのファクトリーチームが開発したパーツも多くラインナップされており、マシンを簡単にチューンアップすることもできます。オフロード、ストリートともにさまざまな種類のパーツが出ています。
日本語版のパンフレットは、KTMジャパンのサイトからダウンロードできます。しかし、パーツは海外からの輸入になるため、価格が変動しやすい。そのため、購入前には価格などを確認しておく必要があります。確認先は、KTMジャパンではなくKTM正規ディーラーネットワークの店舗です。
KTMからは、パワーウェアと呼ばれるアパレルラインも出ています。「スタイルも性能のひとつ」をコンセプトにデザインされたもので、ヘルメットやブーツ、ライディングスーツなど、ライディング時に必要なウェアはもちろんのこと、普段着としても使えるアパレル製品がラインナップされています。
パワーウェアのパンフレットは、KTMジャパンのサイトからダウンロードできます。しかし、日本語版はなく、英語版のみの取り扱いとなる(価格表は日本語版)。海外製品であるため、価格が変動しやすい。そのため、購入前にはKTM正規ディーラーネットワークの店舗に詳細を確認しておく必要があります。

 

5)販売店

 

KTMの日本の現地法人であるKTMジャパンのサイトには、正規ディーラーネットワークとして、以下のような店舗が挙げられています。
まずは、KTMオレンジショップと呼ばれるショップ。
これは、KTMのオフィシャルデザインを使うKTM専門店です。KLMのモデルはもちろんのこと、アフターパーツなどの小物類も取り扱っています。KTM専用メカニックもおり、アフターサービスを受けやすい。2008年現在、ORANGE SHOPは、東京のお台場、世田谷、そしてさいたまの3か所にあります。
次に、KTMマルチショップと呼ばれるショップ。
これは、KTMの全モデルを扱う正規ディーラーです。アフターサービス担当者は、KTMアフターセールストレーニングを受けています。2008年現在、日本全国に21店舗あります。
最後に、KTMコーナーショップと呼ばれるショップ。
これは、KTMのモトクロスやスーパーモタードのモデルを中心として扱っているショップです。LC8エンジンやLC4(単気筒)エンジンを搭載したモデルは取扱いはないが、アフターサービスに関しては、これらのモデルも扱える環境になっています。2008年現在、4店舗があります。

 

6)購入

 

KTMのマシンの購入は、正規ディーラーネットワークでできます。正規ディーラーの店舗であれば、KTMのモデルについての知識を持つメカニックもいるので、アフターサービスも万全の態勢で受けられる。また、オプションであるパワーパーツ、アパレルラインのパワーウェアを取り扱っているショップもあるので、マシンのみならず、ヘルメットやウェアなどの小物、チューンナップ用の部品など、さまざまなものをそろえることができます。
また、試乗車が用意されている場合もあります。試乗を希望する場合は、あらかじめショップに問い合わせておく必要があります。
中古車を探している場合でも、正規ディーラーネットワークの店舗で中古車を取り扱っている場合があるので、まずはそちらで確認します。
正規ディーラーネットワークの店舗についての詳細は、KTMジャパンのサイトから調べることができます。
2008年現在、KTM正規ディーラーネットワークの各店舗では、KTMのモデルを低金利ローンで購入することができる「KTMクレジット」が取り扱われています。
このクレジットは、新車購入のみならず、中古車購入やメンテナンスなどの支払いにも使うことができます。

 

7)モータースポーツ

 

KTMは、さまざまなモータースポーツに参戦しています。スポンサーには、オーストリアの飲料メーカー、レッドブルなどがついています。
オフロードでは、日本国内では全日本エンデューロ選手権などに参加。世界規模のレースでは、モトクロス世界選手権、ダカールラリーなどに参戦しています。
2008年現在、おもな所属選手には、ジョナサン・バラガン、マックス・ナグル、トミー・サールらがいます。
ロードレースでは、MotoGPのGP250とGP125に参戦しています。2008年現在の主な所属選手としては、GP250ではミカ・カリオや青山博一、フリアン・シモンが、GP125ではパブロ・ニエト、ロレンツォ・ザネッティ、小山知良らがあげられる。GP250では、2008年シーズンでも、何度か表彰台に上るような成績を出しています。ミカ・カリオと青山博一とで、1、2位を獲得したこともあります。
2008年には、さらに、スーパーバイクである1190-RC8で、FIMスーパーストック1000に参戦することが決定しています。ライダーはオーストリア出身の若手ライダー、ルネ・メール。チーム名は、「KTMメールスーパーストックチーム」です。

 

8)LC8エンジン

 

KTMを代表するツインエンジン、LC8。これは、「Liquid Cooled 8 valves」、つまり「水冷8バルブ」の頭文字から名付けられたエンジンです。
エンジン自体の重量は、58キログラムと非常に軽量です。その理由は、マルチファンクションシャフトの採用による。これは、1本のシャフトでカムシャフトドライブチェーン、スターター、ウォーターポンプ、ケースベンチレーション、そしてカウンターバランサーを駆動するシステムです。これによりエンジン構造は非常にコンパクトで軽量なものとなりました。
また、ドライサンプ方式の採用に寄り、オイルパンが不要となりました。これもまた、コンパクト化の実現に寄与した要素のひとつです。
990スーパーデュークに搭載されたLC8は、チューニングが見直されており、燃費が向上。さらに、ヨーロッパの排ガス規制ユーロ3にも適合している、環境性能も優れたエンジンになっています。
990スーパーデュークRは、デビュー以来多くのレースに参戦し、優れた実績を残しています。このモデルにも、LC8は搭載されています。990スーパーデュークRのLC8エンジンには、電子制御フューエルインジェクションを採用。2008年モデルでは、ピストンやエグゾーストマニホールドに新型のものを採用。冷却系も最適化した結果、最高出力は98kw/10,000rpm(133PS)にまで達しています。

 

9)第2世代のLC8エンジン

 

KTM初のスーパーバイクモデルである、1190RC8。このモデルの開発にあたり、エンジンは専用のものを新しく開発することになりました。この結果生まれたのが、第2世代のLC8ユニットです。
第2世代LC8エンジンは、単体での重量は64キログラム。しかし、最高出力は155ps/10,000rpm、最大トルクは120Nmを発揮し、スーパーバイクに搭載するのにふさわしいパワー性能を誇る。
インジェクションには、電子制御ケーヒン・インジェクションシステムを採用。さらに、アイドルコントロール付オートマチック・コールドスターターやラムダコントロールなどの先進的な機能も搭載されています。
また、サイレンサーがアンダーサイドにレイアウトされており、重心は低く、ノイズも抑えられています。触媒コンバーターも組み合わされ、厳しいことで知られるヨーロッパの排ガス規制、ユーロ3の基準もクリアしています。

 

10)WPサスペンション

 

WPサスペンション社は、KTM傘下のサスペンションメーカーです。KTMのモデルのサスペンションには、この会社の製品が使われています。
WPサスペンション社の設立は、1977年。オランダにあり、KTMのみならず、BMWのサスペンションのメインサプライヤーとして有名です。アフターマーケットサスペンションサプライヤーとしても、ヨーロッパでも最大クラスの規模を誇ります。
WPサスペンションのサスペンションは、幅広い調整機構を持っています。たとえば、990スーパーデュークに採用されているフロントサスペンションは、プリロードはもちろん、伸び側も圧側もどちらも単独でコントロールできます。リアサスペンションも同様に、伸び側・圧側両方とも、高速、低速時それぞれに調整できます。このような調整機構がとられている結果、マシンは優れた路面追従性を発揮することができます。
WPサスペンションの製品は、キッズ向けのモデルにも使われています。50SXや65SXのリアサスペンションには、WPモノショックが採用されています。

 

   
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