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世界各国に人気バイクメーカーが勢ぞろい

車よりも手軽なバイク。その人気も世界的で、各国に人気バイクメーカーが散らばっています。

ここでは、その人気バイクメーカーを詳しく紹介します。 あなたの好きなバイクメーカーはありますか?

BMW

1)技術

 

BMWは、2001年に世界で初めて、電子制御インジェクション(燃料噴射)と、クローズドループ電子制御式三元キャタライザーシステム(触媒排ガス浄化装置)を標準装備した短気筒モデル、F650GSを発表しました。
三元触媒とは、排ガスに含まれる3大有害物質、一酸化炭素(CO)・炭化水素(HC)・窒素酸化物(NOx)を、 同時に酸化・還元して除去するという、ガソリン・エンジン車の排ガス浄化装置としては、現在最も一般的なシステムです。
BMWは、この装置を、世界で始めて自社のバイク、BMW Motorrad(モトラッド)短気筒モデルに採用したのです。
三元触媒は、一酸化炭素と炭化水素を酸化し、二酸化炭素と水蒸気に変えます。窒素酸化物は還元し、窒素と酸素に変えるものです。この場合、排ガス中の炭素・水素・酸素の量のバランスがとれていないと機能しません。燃料供給量を瞬時に演算できる電子制御技術があって初めて実現可能なシステムです。
三元触媒は、現代の厳しい排ガス規制に適応するためのシステムなのです。

2)環境

 

BMW Motorrad Japan(モトラッドジャバン)は、バイクの国内メーカー4社と輸入事業者10社との協力のもと、2004年10月1日から廃棄二輪車の回収及び適正処理を行うリサイクルシステムを開始しました。これは、廃棄物の減量と資源の有効活用をめざした自主的な取り組みです。
廃棄は、リサイクル諸費用を顧客の負担で行うものではあるが、長い間愛車として親しんだBMW Motorradを、メーカーが責任を持って適正なリサイクルをする、というものです
リサイクルの手順は、Rマーク対象車両と、Rマーク非対象車両とで、違いが出てきます。廃棄希望バイクがRマーク対象車両であるときは、リサイクル料金が免除されます。
Rマーク対象車両の確認はまず、Rマークステッカーの有無で行われます。シートの下側に3センチ×3センチのRマークステッカーが貼付してあるときは、問題なくRマーク対象車両です。ステッカーが指定外のものであったとき、または1度はがした場合、ステッカーに傷があるときなどは、フレーム番号を確認する方法もあります。フレーム番号打刻位置は、モデルによって違い、また、ホームページ上のリストに掲載されていないモデルもあるので、わからなければ、ディーラーに問い合わせた方がよいです。
廃棄希望バイクがRマーク非対象車両であった場合は、リサイクル料金6,750円(2008年2月現在)を先に振込み、廃棄希望バイクを取扱店や指定引取窓口に持ち込む必要があります。

3)沿革

 

BMWは、1916年に航空機用エンジンメーカーとして、ドイツ・ミュンヘンで設立され、1918年には有限会社から株式会社(AG)へ改組された。1920年には、ビクトリア社のバイクに搭載するエンジンを開発し、翌1921年にはBMWオリジナル車である「ヘリオス」のプロトタイプを完成させた。
1922年、バイエルン航空機工業(BFW)と合併、1923年、BMWの第1号車、ボクサーエンジンを搭載したR32の生産が始まる。R32の「R」は「Rad」で、車輪や自転車という意味、R32のエンジン形式、M2B32のMは「Motor」、Bは「Boxer」で、対向を意味しています。
1945年、第二次世界大戦終了後、ドイツは高い工業力と技術のために、連合軍側にバイクの生産を禁止される。BMWにおいても、バイク生産のストップを余儀なくされた。
しかし、1949年には250ccまでのバイクの製造許可がおり、戦後初のBMWマシン、R24の生産を開始しました。1958年には二輪設備をベルリン・シュパンダウ工場へ移転させ、これ以降、BMWはシュパンダウ工場にて、さまざまなバイクを製造してきた。
1960年には油圧式ステアリングバンパーを世界で初めて採用、1969年には、四輪と同じメタル支持一体クランクシャフトをベースにしたエンジンを搭載した、スラッシュ5系の生産を開始しました。1983年には、初の水冷4気筒・燃料噴射式を採用したKシリーズを開発、1988年にはバイクで初めてABSを搭載したK100RSを発表するなど、さまざまな実績があります。
また、2001年には、世界で初めて、電子制御燃料噴射・三元触媒排ガス浄化装置を標準装備した短気筒モデル、F650GSを発表しました。

4)戦略

 

BMWは、自社製品バイクBMW Motorrad(モトラッド)だけでなく、さまざまな備品を販売しています。
その中の1つに、頚椎障害の危険を抑える頸部保護システムであるネックブレースシステム(Neck Brace System)があります。
このネックブレースシステムは、市販のヘルメットなどと組み合わせて使用するもので、上部はカーボンにケブラーをラミネートしたもの、下部はグラスファイバー強化射出成形プラスチックでできています。重さは約700グラムです。
ネックブレースシステムは、ライダーが事故等で衝突した際、首や頸椎、鎖骨に傷害を負う危険性を減少させるため、衝突によって次のようなことが起きることを回避する目的があります。

・前方への頭部の過剰な振れ(過屈曲)
・後方への頭部の過剰な振れ(過伸展)
・左右いずれかへの頭部の過剰な振れ(側方過屈曲)
・ヘルメットにかかる力による脊椎圧縮(軸荷重)

上記のような現象を、衝撃吸収材や、伸縮メカニズム、綿密に配置されたブレーキングポイントによって、ライダーの頸部にかかる衝突時の力を、首から上体全体に分散させるようになっています。
サイズはSとMがあり、希望小売価格は98,000円(税抜)です。(2008年2月現在)

 

5)販売店

 

BMW Motorrad(モトラッド)のディーラーには、BMW Motorradディーラーと、BMW Motorradパートナーショップの2種類があります。BMW Motorradの日本における正規販売店は、51社63拠点です。(2008年2月現在)
関東には、茨城県2店、栃木県1店、群馬県2店、埼玉県4店、千葉県2店、東京都9、神奈川県5店の計25拠点のディーラーがあり、すべてBMW Motorradディーラーです。
その中で、東京都の芝浦と世田谷にショールームを持つヤナセモトラッド(Yanase Motorrad )の芝浦ショールームは、BMW Motorradのショールームでは日本最大級のもので、株式会社ヤナセ本社の近隣に位置しています。ピットと呼ばれる整備工場を併設しており、BMW Motorradの顧客サービスにおいて万全の体制を整えています。試乗車や、認定中古車も豊富に準備しています。
認定中古車とは、初年度登録8年以内で、走行距離が80,000キロ以内の修復歴のない車両であれば、新車保証に準じた規定を適用するというものです。具体的には、新車登録後1年未満の車両ならば2年間の認定中古車保証、そのほかの車両は、1年間の認定中古車保証がつく。さらに、保証期間内であれば、ツーリング中の故障に対して、電話でのアドバイス、修理、レッカーサービスの手配、代替交通手段や宿泊場所の提供など、BMW Motorrad エマージェンシーサービスが24時間、年中無休で受けられる、というものです。

 

6)提携

 

2005年4月13日、ドイツのミュンヘンで、BMWとアプリリアとの間で、ボディデザイン、車体設計を含むモーターサイクルの設計と製造の分野に関する業務提携の契約が締結された。
この業務提携には、2005年時点でBMWが計画中のモデルを、アプリリアのノアーレ工場とスコルゼ工場で生産し、供給するプロジェクトなどがあります。
BMWとアプリリアとの2社間では、この業務提携発表の2005年以前から協力体制があった。それは、1993年から1999年にかけて、BMW初代単気筒マシンのF650を、アプリリアが設計・製造し、OEM供給していたというものです。
このF650シリーズは、1993年に「新世代シングル」として初登場した短気筒モデルで、ストラーダ、ファンデューロという2種類のモデルがあった。2000年に登場したF650GSは、インジェクションとキャタライザーシステムを短気筒モデルに世界で初めて採用しました。同年、F650GSダカールという特別仕様車も発表された。2002年、ベルトドライブを初採用したF650CSも発表された。
BMWモトラッドのDr.ヘルベルト・ディース社長は、「この業務提携には、さまざまな意味があります。」と語っています。「この提携は、Fシリーズといった既存の単気筒マシンにとどまらず、すぺてのBMWモーターサイクルモデルの今後の拡大を意味するものです。」とした上で、「ヨーロッパのモーターサイクル産業および関連各社の競争力を高める点で大きく貢献するものと考えています。」 としています。

 

7)大型車

 

BMW Motorradには、1,200ccの大型車のラインナップが充実しています。
R1200Sは、ボクサーエンジンの中でも過去最大出力と言われています。出力を高めるため、振動を軽減する3番目のカムシャフトベアリングや、中空インレットバルブ、エアーインテークパイプの変更などの改良が加えられた。
K1200R Sportは、F1技能をフィードバックした横置き直列4気筒エンジンを搭載したモデルです。
長距離ツーリングに適したK1200LTは、水冷直列4気筒エンジンを搭載しており、BMWフルインテグラルABSブレーキ・システムや、ボタンを押すだけで駐車できる電動油圧メインスタンドを標準装備しています。
K1200Rは、デュオレバーフロントサスペションや、人間工学に基づいたシートなどを採用しています。また、オプションにて電子調整式サスペションを装備できる。
R1200GS Adventureは、エンデューロ用大排気量マシンで、あらゆる悪路でも走行できるよう想定されて作られています。エンデューロESA(Electronic Suspension Adjustment:電子調整式サスペンション)や、ASC(オートマチックスタビリティーコントロール)が工場オプションにて装着できるようになっています。

 

8)代表車種

 

BMWのバイクのラインナップは、スポーツ、ツアー、アーバン、エンデューロというカテゴリーに分けられています。
スポーツタイプは、F800S、R1200S、K1200R Sport、K1200Sがあります。
F800Sは、798ccパラレルツインエンジンを搭載したバイクで、駆動方式にコックベルトドライブを採用しています。これは、ベルトの幅が広く耐性が高いので、初回点検のときに張り調整を正しく設定すれば、交換するまでメンテナンスが不要であるというものです。また、リアサスペンションにはアルミ製シングルスイングアーム、フロントサスペンションにはテレスコピックフォークを採用しています。
ツアータイプには、F800ST、R1200RT、R1200ST、K1200GT、K1200LTがあります。
R1200RTは、工場オプションで電子調整式サスペンション(ESA)が装備できる。これは、走行中でもダンパーの設定を調節することができる画期的なもので、これによってR1200RTは、手作業によるサスペンション調整を不要にした世界初のバイクとなっています。
アーバンタイプには、HP2 Megamoto、R1200R、K1200R、G650X country、G650X motoがあります。
HP2 Megamotoは、専用のパーツで組み立てられた、限定生産モデルです。
エンデューロ用には、HP2 Enduro、R1200GS Adventure、R1200GS、G650X challengeがあります。
HP2 Enduroは、バランサーを廃止した専用ボクサーツインエンジンを搭載したオフロード用バイクです。世界初エアーダンパーシステムや、高密度ポリエチレン製タンクなどを採用しています。

 

9)モーターショー

 

BMWは、2005年10月22日から11月6日に渡って千葉市幕張の幕張メッセで開催された、第39回東京モーターショーに、四輪車とともに、バイクを出展しました。
展示されたのは、Rシリーズ、Kシリーズなどです。
1923年にボクサー・エンジン搭載の第1号車、R32を発表して依頼、抜群の安定感を誇るRシリーズからは、T1200ST、R1200RT、R1200GSを展示しました。
Kシリーズは、さまざまな電子制御システムを世界に先駆けて導入してきたシリーズで、現在ではF650をのぞくBMW全車種に標準装備されているキャタライザーシステムを初めて搭載したのもKシリーズです。このKシリーズの中から、K1200S、K1200Sストリップモデル、K1200Rを展示しました。
このほか、新しいカテゴリーとして、「High Performance」を意味するHPシリーズからHP2 Enduroの展示や、F650GS Dakarの展示もおこないました。
HP2 Enduroは、標準装備としては世界初となる「エアーダンパーシステム」と呼ばれる、エアスプリング/ダンパーシステムが搭載されています。F650GS Dakarは、F650GSをベースに、2000年のパリ・ダカール・カイロラリーで勝利を飾ったF650RRの要素を取り入れてよりエンデューロ向きに開発されたモデルです。

 

10)モータースポーツ

 

BMWのモータースポーツの歴史は、1925年にBMW初の市販レース用モデルが誕生したことに始まります。これはM2B36エンジンを搭載したR37で、このR37は、同年ドイツ250ccレースでチャンピオンを獲得し、1926年にはイギリスISDTに出場してゴールドメダルを獲得しました。同じく1926年にR42誕生が誕生し、このR42も1928年にイギリスISDTで優勝しました。

1936年には、R6のDOHCエンジンをR51フレームに搭載したマシンでオットー・レイがホッケンハイムに初出場し、時速153キロを記録し1位を獲得しました。1937年、ガル、マイヤー、ジョック・ウエストがマン島TTに出場し、連続出場の1938年には、マイヤーとウエストがワン・ツーフィニッシュを飾りました。
1952年には、リア・スイングアームを採用したRS52レンシュポルトで、自国ドイツ開催の世界GP出場し、1956年、ヴァルター・ツェラーが世界ランキング2位を獲得しました。1958年は、BMWワークスのディッキー・ディールが世界ランキング3位、ジェオフリー・デュークが4位をマークしました。
1960年、日本人ライダー伊藤忠夫が、BMWのマシンを駆り、初ライドとなったオーストラリアGPでいきなりの8位を獲得、フランスGPでは3位入賞し、後に「最速のBMWライダー」と呼ばれることとなりました。
1981年、パリ・ダカールラリーでBMWが初勝利し、その後1985年まで立て続けに4回も優勝しました。近年でも、BMW F650RRがパリ・ダカールラリーで、1999年、2000年と優勝し、2連覇を飾りました。

 

   
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