バイク買取一括査定 > バイクレースに関するアラカルト・スーパーバイク世界選手権(WSB)その2
スーパーバイク世界選手権(WSB)その2
6)タイムスケジュール
WSBの決勝レースは2ヒート制で行われます。レースウイークは、金曜日と土曜日に公式練習、公式予選を行い、日曜日に決勝レースを開催します。
金曜日と土曜日の予選は、2日間に1時間ずつのクオリファイ・セッションを実施し、ここで上位16位までのライダーは、再度タイムアタックを行うことができるスーパーポールへの出場権を与えられます。このスーパーポールは、鈴鹿8耐でも採用している方式で、1周勝負のタイムアタックで最終的なスターティング・グリッドが決まります。
決勝日の日曜日には、午前中にまず20分間のウォームアップセッションを実施。そして決勝レースは、正午に第1ヒート、午後3時30分に第2ヒートを行います。
WSBのレース距離は、最低90キロ、最高110キロの範囲と決められていて、この範囲で1列に4台のスタンディング・スタートで始まり、大会ごとに決められた周回を重ね、トップチェッカーを受けた者がウイナーとなります。
7)チャンピオンシップ
WSBは、ヨーロッパを中心に転戦するレースで、例年11~13ラウンドで争われるが、モトクロスなどと同様に、1回の選手権の中で独立した2回の決勝レースが行われる2レース制を採用し、各レースごとにポイントが与えられます。そのため、怪我などで欠場する場合、2レースのポイントを落とすことになり、チャンピオンシップを大きく左右することとなります。
シリースチャンピオンは、1レースごとに与えられるスタンディングポイントの獲得ポイントの合計によって決定されます。スタンディングポイントは、 各レースで、1位25点、2位20点、3位16点、4位13点、5位11点、以下15位まで1点の得点が付与されます。また、チャンピオンシップは、個人タイトルのほかに、メーカータイトルもかけられており、日本のメーカーでは過去に、ホンダ、スズキ、ヤマハがタイトルを獲得しています。
歴代メーカータイトルは、以下の通り。
1988年 ホンダ
1989年 ホンダ
1990年 ホンダ
1991年 ドゥカティ
1992年 ドゥカティ
1993年 ドゥカティ
1994年 ドゥカティ
1995年 ドゥカティ
1996年 ドゥカティ
1997年 ホンダ
1998年 ドゥカティ
1999年 ドゥカティ
2000年 ドゥカティ
2001年 ドゥカティ
2002年 ドゥカティ
2003年 ドゥカティ
2004年 ドゥカティ
2005年 スズキ
2006年 ドゥカティ
2007年 ヤマハ
8)日本人ライダー
WSBには、数多くの日本人が継続参戦しています。1995年に、初めてヤマハの永井康友がシリーズフル参戦を決めました。しかし永井は、シーズン途中でレース中の事故により惜しくも他界しました。その永井に代わって、同じヤマハの1994年全日本スーパーバイク初代チャンピオン吉川和多留が1996年にフル参戦することに。吉川はこの年、ランキング9位と健闘しました。
その後、カワサキの柳川明が1997年から5年間参戦し、次いで1998年に、1997年全日本スーパーバイクチャンピオン芳賀紀行がヤマハからエントリーします。芳賀は、華やかで大胆な走りでヨーロッパにおいて人気を集め「Nitro Nori」の愛称で親しまれています。アプリリアやドカティにも移籍しましたが、2005年から再びヤマハに籍を置いています。2000年にランキング2位、2004年~2006年は連続ランキング3位と好成績を収め、2007年は悲願のチャンピオンを狙っていましたが、惜しくもトップと2ポイント差の2位に終わりました。藤原克昭は、1999年から2年間WSBに参戦し、2001年からはWSSクラスにスイッチ。2007年現在、継続参戦中です。
その後、2000年に青木治親、2001年に岡田忠之、2005年に阿部典史らGPライダーがWSBにスイッチしましたが、いずれも1年間、阿部は2年間の参戦でした。
2000年の全日本スーパーバイクチャンピオンの井筒仁康は、2002年にカワサキからWSBフル参戦。2005年にスズキの加賀山就臣、2006年にヤマハの中冨伸一が参戦し、継続参戦中です(2007年現在)。
9)開催サーキット
WSBはヨーロッパを中心に世界中を転戦しています。2007年シーズンは、2月の第1戦カタールから、10月のフランス・マニクールまで、全13戦26レースが行われました。この13サーキットを紹介します。
第1戦カタールは、首都ドーハ近郊に2004年オープンした、ロサイルサーキットで開催されました。WSBは2005年に初開催。砂漠にあるサーキットで、気温は40℃を超え、路面に浮いた砂ぼこりなど、難しいコンディションとなります。
第2戦は、オーストラリアのフィリップアイランド。メルボルンの南約180キロの湾岸から橋で繋がる小さな島にあり、海を背景にレースを観戦できる珍しいサーキットです。
イギリスでは、第3戦ドニントンパークと、第7戦シルバーストーン、第10戦ブランズハッチが開催されました。ドニントンパークは、ロンドンから北へ車で2時間、バーミンガムからは30分ほどの場所にあり、1956年に開設された歴史あるサーキットで、MotoGPも開催される名門コースです。シルバーストーンは、1950年にF1の第1戦が開催されたという、伝統あるサーキットで、もともと飛行場だったものを1948年にレーシング・サーキットとして開設されました。ブランズハッチは、ロンドンから32キロと好立地であり、イギリスでのモータースポーツの人気の高さもあり、毎年12万人ほどの観客を集めます。1926年開設と歴史は古く、1954年までは反時計回りで使用されていましたが、その後は時計回りに変更されました。
スペインでは、バレンシアのリカルド・トルモ・サーキットで第4戦が開催。1999年に開設された比較的新しいサーキットで、観客席のどこからもレース展開が見えるよう設計されています。
オランダのアッセンは、1955年に開設された歴史あるサーキットで、ここで第5戦が開催されました。MotoGPも開催され、GPでは「ダッチTT」の呼び名で親しまれています。2006年に観客席を増やすため、1周6キロから4.555キロに短く改修。もともと一般道でレースをしていたので、水はけを良くするために路面の真ん中が盛り上がったカマボコ状になっているのが特徴的です。
イタリアでは、第6戦モンツァと、第8戦ミサノサーキット、第12戦バレルンガサーキットで開催。モンツァは、1922年に開設された歴史あるサーキットで、ミラノにほど近い、王立公園の中にあります。ミサノは、フィレンツェにほど近いサンマリノ共和国にあります。サンマリノ共和国は、周囲をイタリアに囲まれた小国で自国にサーキットがなく、イタリアにあるミサノサーキットを使用してレースを開催しています。レースファンの間では、1986年のGP最終戦で、平忠彦が250ccクラスで初優勝を遂げたサーキットとして有名。2007年にコースは路面改修が行われ、何年も続いてきた反時計回りから時計回りへと変更されました。バレルンガサーキットは、ローマ北部に位置し、スーパーバイクは初開催。1959年に開設された当時は砂がちのオーバルコースだったが、少しずつ改修されました。
チェコでは、ブルノサーキットで第9戦が開催。チェコ第2の都市ブルノから西へ10キロの場所に位置します。WSBは1993年に初開催、その後1996年まで約10年の空白のあと2005年からまた開催されるようになりました。1986年に開設された比較的新しいサーキットで、森の中にあり、コースには時々鹿が飛び出すハプニングもあります。
第11戦の開催地は、ドイツのラウジッツにあるユーロスピードウエイ・サーキット。2001年に完成したこのコースは、ドイツ国内で最も新しいサーキットです。7つのコースレイアウトが設けられており、WSBは2005年から3年連続で開催中です。
フランスでは、第13戦がマニクールサーキットで開催。マニクールは、パリとリヨンのほぼ中間に位置するフランス中部の田舎町です。世界中のサーキットを模倣して組み合わせられたコースレイアウトが特徴的です。
10)テレビ放送
WSBのテレビ放送は、有料放送ながらCSスポーツチャンネルのJ SPORTSで見ることができます。J SPORTSはモータースポーツのほかに、野球やJリーグ、欧州サッカーやプロレス、バスケットボールなど、幅広いスポーツを放送しています。
WSBは、J sports ESPN、J sports 1、J sports 2、J sports Plusと4チャンネルある中の、J sports 2で全戦放送しています。
J SPORTSを視聴するには、SKY PerfecTV!の「スカパー!」か、「e2 by スカパー!」への申し込みが必要。視聴料金は、J sports 1、J sports 2、J sports Plusの3チャンネルで1ヶ月2,100円(2007年現在)、または4チャンネルで2,400円。単チャンネルのほか「スカパー!」では、野球や映画などとのセットパックもあります。
また、全国の各ケーブルテレビ局を通じての視聴か、光ファイバーやブロードバンド回線を利用して配信されるサービスでも視聴できます。










