バイク買取一括査定 > バイクレースに関するアラカルト・鈴鹿8耐その1

バイクレースに関するアラカルト

鈴鹿8耐その1

1)鈴鹿8耐とは

鈴鹿8耐とは、例年7月の最終日曜日に鈴鹿サーキットで開催される耐久レースで、FIM世界耐久選手権シリーズの中の1戦です。1台のマシンを通常は2人のライダー(世界耐久選手権年間エントリーチームは3名登録可能)が乗り継ぎ、8時間経過時点でどれだけ長い距離を走ったかを競うレースです。午前11時30分にスタートし、午後7時30分の夕闇のチェッカーを目指します。
鈴鹿8耐の歴史は1978年に始まります。耐久レースは1974年のオイルショックの影響で、ガソリンを浪費するという理由で休止されていました。それまでは全日本ロードレースの1戦として、10時間耐久や12時間耐久レースが毎年開催されていました。その後3年間の休止、1977年の6時間耐久の開催を経て、鈴鹿8時間耐久ロードレースは第1回大会が開催されています。以来「8耐」の愛称で呼ばれ、スプリントレース並みの速さで周回しなければ優勝争いできないことから、「スプリント耐久」の異名を持つことになります。


2)クラス別マシン解説

鈴鹿8耐は、2007年現在、4クラスのマシンが混走。順位は、総合順位のほか、クラス別の順位がつけられます。各クラスのマシンの詳細は次の通り。


・スーパーバイク /SBK
国際モーターサイクリズム連盟(FIM)のレギュレーションに沿ったクラス。市販車をベースにして、エンジン、フレームなどの補強が許可。最低重量は170キロ、燃料タンク容量は24リットル


・JSB1000 /JSB
スーパーバイクに比べて、改造範囲の狭いクラスで、エンジンチューニングの範囲が制限。ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキの国内4大メーカーと、ドカティなどの海外メーカーが市販している1,000ccのスーパースポーツバイクが中心。日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)独自のカテゴリーで、レースのローコスト化を狙ったもの。最低重量は、2~3気筒は163キロ、4~5気筒は173キロ、6気筒以上は183キロ、燃料タンク容量は24リットル


・スーパープロダクション /SPP
スーパーバイクと同じ車体を利用。エンジンはほぼスタンダード。最低重量は公認時重量から11キロ減。燃料タンク容量は24リットル


・スーパーストック /SST
ほとんど市販状態に近いクラス。最低重量は公認時重量から11キロ減。燃料タンク容量は、最大で24リットル。この最大容量24リットルを満たすために改造、またはアルミニウム製としても可

3)スペシャルステージ

鈴鹿8耐は、例年7月最終週の日曜日に決勝レースが行われますが、レースウィークは木曜日から始まります。計時予選は決勝前々日の金曜日に行われ、予選上位20位までのチームが1ラップだけのタイムアタックをおこなう「スペシャルステージ」が土曜日の午後に開催されます。これは、1994年から採用された方法で、1台ずつが3周ラップし(1週目コースイン、2週目タイムアタック、3週目コースアウト)一発勝負で上位のスターティンググリッドを競うというものです。
このスペシャルステージでは、セッティングをスプリント仕様に変えることもあり、タイヤも特別なものを使用します。また、1周しかないとはいえ、他車とのからみがなくクリアラップがとれるため、ライダーは実力を出し切って全開走行することが可能となります。予選で20位だったチームがスペシャルステージでスーパーラップをたたき出せば、ポールポジションをとることも可能。逆に、計時予選でトップタイムのチームがスペシャルステージでタイムが出せないと、20番グリッドとなってしまいます。このため、各ライダーがベストタイムを狙ってタイムアタックすることとなります。また、このスペシャルステージでは、各ライダーが自ら選んだ楽曲がそのライダーのアタック中にBGMとして使用されます。

4)前夜祭

鈴鹿8耐は、決勝レース以外にも見どころがたくさんあります。その1つが前夜祭です。
オープニングアクトは、恒例となった「バイクであいたいパレード」。これは、鈴鹿商工会議所青年部が中心となって「交通安全」「マナーアップ」啓発の一貫として毎年行っているもの。鈴鹿市内のイベント会場となる鈴鹿ハンターショッピングセンターから鈴鹿サーキットまで、約400台のバイクが交通安全を呼びかけながら、約7.5キロパレードします。鈴鹿市が街ぐるみでウエルカム運動を展開しているものの1つです。
さらに、ホームストレートでは、ドラッグバイクマシンやトライアル・エクストリームなどのアトラクションが開催されます。また、各チームの真剣なピットワーク練習を間近に見ることができるナイトピットウォークも。これは、翌日の決勝レースに向けて、各チームが最後のマシン調整やタイヤ交換、給油リハーサルなどのピット作業をしているところを見ることができます。
そのほか前夜祭とは別に、交通教育センター内マルチステーションで、毎年、著名ミュージシャンを招いて開催される8耐スペシャルライブなど、イベントは盛りだくさんです。

5)ル・マン式スタート

鈴鹿8耐のスタートは、ル・マン式です。ル・マン式スタートとは、エンジンをかけていない状態のマシンをコースの片側に並べ、スタートの合図でライダーが反対側から駆け寄り、エンジンをかけてスタートするというもの。スタート前10秒を切ったら、シグナルタワーの残り秒数にあわせて実況アナウンサーと観客がカウントダウンするのが通例です。ル・マン式スタートの手順は次の通り。スタート1分前になったら、スタートライダーはコースの反対側、自分のマシンの正面に立ちます(マシンは、スタンドはかけずに、ひとりが支えます。通常は、セカンドライダーによって支えられています)。スタートの合図とともにライダーは自分のマシンに駆け寄り、エンジンを始動させてスタート。このとき、エンジンはスタートライダーがひとりで始動させなくてはならず、外部からの援助は一切禁止されています。

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