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バイクに関するアラカルト

バイクテクニック集その1

1)基本フォーム

バイクにまたがったとき、座る位置はタンクから握りこぶしひとつ分あればよいといわれています。これは、バイクの重心が、たいていこの辺りにあるからです。重心の近くにライダーの体があると安定した走行が可能。コーナーやUターンの時など、この位置に座ると車体が軽く感じられます。スタートする前に、この位置に座ってミラーやハンドル、レバー、ペダルなどを合わせておきましょう。 ハンドルは、脇をしめ過ぎないように、握るというより、軽く持つ感じ。足の内側が、自然とバイクと密着しているとよいと言われています。ニーグリップを、常に意識する必要はありません。ニーグリップを意識する必要がある場合は、超低速走行をするとき、横風を受けて走行するとき、路面が不安定な場合などです。この条件でニーグリップをする場合、肝心なのはイメージとして内股でタンクをつぶすくらい力を入れることがコツです。これで、バイクと体が一体感を感じ、バイクをコントロールすることができます。 ライディンフォームには、以下の4つがあります。

・リーンウィズ(バイクと上半身が一直線上にある

・リーンイン(コーナーでバイクより上半身が、イン側になる)

・リーンアウト(コーナーでバイクより上半身が、アウト側になる)

・ハングオン(コーナーで、バイクから上半身をイン側にぶら下がるようにずらす)

一般的には、リーンウィズで十分ですが、走行場所や状況によって、フォームを固定せずに、変化させることも必要です。自分にしっくりあったフォームをみつけ、状況によって変化できる余裕を持つことで、より安全な走行につながるでしょう。

2)コーナリング

カーブやコーナーに進入する際は、まずライン取りを意識することが必要です。そのためには、常にコーナーの出口に視線を向けておくとよいでしょう。カーブの角度を予測して、カーブに進入する前にスピードを落としていくイメージです。 浅い角度の短いコーナーの場合は、4速までシフトダウンすれば、ゆったりと曲がることができます。もう少し角度があったり、見通しが悪いブラインドコーナーの場合は3速までシフトダウンしましょう。90度以上のきついカーブの場合は、曲がる直前に2速まで落としておいた方がよいので、早めにシフトダウンを始めましょう。シフトダウンは、エンジンの回転数が落ちるのを待ってブレーキをかけながら行います。そうすれば、リアタイヤが滑る可能性が低くなります。慣れてくると、カーブの角度にあった速度まで自然にコントロールして、車体を傾けながらカーブを曲がることができるようになります。ハンドル操作だけでコーナーを曲がるのは、難しい場合もあるので、習得しておいた方がよい技術です。 バイクを傾けてコーナーを走行することをバンクといいます。自転車でも経験する事ですが、速度やカーブの角度によって深くバンクする必要も出てきます。転倒の危険性もあるので、自分のテクニックの範囲を超えないように注意しましょう。コーナーの出口で、安心して一気にアクセルを開けると、大回りになったり、リアタイヤがスリップする原因にもなるので油断は禁物です。

3)減速

減速には、コーナーなどに進入する際にスピードを落とすための減速と、停止するための減速があります。


・スピードを落とすための減速
コーナーに入る前には、しっかりと減速しておくことが大切です。コーナー直前であわてて短時間で減速するのは危険なので、できるだけ遠くまで目線を向け視野を広くとっておくことが必要です。減速の仕方は、シフトダウンするのと同時にフロント、リアのブレーキを使って減速します。ブレーキレバーは、速度が高いうちは強く握り、速度が落ちていくにしたがって緩めていかないとフロントタイヤがロックしてしまいます。特に、ウェットな路面においては要注意。この感覚は、運転経験を重ねることで培うことができるので、しっかり練習することが大切です。


・停止するための減速
コーナーでの減速と同じく、ブレーキは緩めながら調節することがポイントです。急ブレーキの際は、エンジンブレーキをむやみに使わない方がよいとされています。走行中の変速を変えずに路面とタイヤとの接地感に意識を集中して走行することが大切です。エンジンブレーキを使うと、シフトダウンによる回転合わせの失敗によってリアタイヤがロックしたり、チャタリング(車体が上下に弾むこと)が起こったりして、転倒の危険が増大します。

4)加速

バイクの走行で加速がうまくいかない原因のひとつに、シフトチェンジがうまくいかないということがあります。シフトアップのためにクラッチを切る前に、アクセルを少し戻してみるとうまく回転数をあわせることができるでしょう。回転数は、車種によっても違うので、自分のバイクにあったタイミングを探さなくてはなりません。ただし、シフトアップの際に1速で引っ張りすぎると、回転が上がり過ぎるので、2、3速と早めにシフトアップしていく方がよいでしょう。2、3速であっても回転数の高い状態で走行を続けると、エンジンへの負担が大きく、焼きつけなど重大な損傷を引き起こすことになります。タコメーターのレッドゾーン(加回転域)まで回転数が上がらないよう十分注意が必要です。3速までは素早くシフトアップし、あとは、道路や走行の状況に応じてシフトチェンジを行いましょう。
また、クラッチ操作をする時は、クラッチレバーをしっかりと長く握リすぎないようにしましょう。一瞬軽く握って切るのがポイントです。アクセルを開ける時は、クラッチをつなぐと同時に開けると、加速がスムーズにできます。
加速する時の視線は、遠くであれ近くであれ、一点に集中していると危険です。できる限り広範囲に視野を保っておくことで危険を素早く察知し、回避することができます。高速の場合は、特に視野の広さを意識しましょう。

5)Uターン

Uターンは、初心者には難しい操作の1つです。転倒しやすいので十分注意が必要です。右にUターンする場合、最初からハンドルを右に切っておきます。視線は進行方向に向けておき、1速からクラッチを戻していきます。このとき、不安な人はアイドリングをやや高めの回転数に保っておくと練習しやすいでしょう。場合によっては、アクセルは一定に保っておきリアブレーキで速度を調節するというやり方もあります。走行中からUターンに入る場合、コーナーへ進入前のブレーキは繊細に操作することが必要です。早めにクラッチを操作することによって速度を落としておきます。クラッチは、半クラッチ状態で操作するので、人差指と中指の2本の指だけでの方が扱いやすいでしょう。4本でしっかり握ってしまうと、ハンドルに力が入ってしまい旋回しにくいことがあります。アクセルの操作を誤ったときに備えて、クラッチでスピードをコントロールできるようにしておかなくてはなりません。スピードを抑え過ぎると曲がりにくい場合もありますが、安定したUターンができる速度を保つことが大切です。
低速で行うUターン中のフォームは、普通のコーナーのように遠心力を利用して車体を傾けて曲がるのではないので、リーンアウト(上体を外側におく)がよい方法です。トライアルバイクなどでは、外側のステップにしっかりと体重をかけて、内側の足はフレーム挟むようにしておくとよいでしょう。Uターンをする時は、ブレーキ、アクセル、クラッチ、ハンドルとすべてに微妙な操作が必要となるので、慎重に練習を行いましょう。

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