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ファッションから入るバイクその2
6)ライディングブーツ
ライディングブーツは、歩行時のことを考えると歩きにくいので不便だと考える人もいるようですが、万が一転倒した場合、足は最もサポートしておきたい部分の1つです。ケガからの保護だけでなく、防寒対策としてもブーツの着用が好ましいでしょう。
ブーツにもさまざまなタイプがあります。スタイルでいえば、足首までのシューズタイプ、くるぶしが隠れるくらいのタイプ、ひざ下までのタイプです。それぞれバイクに乗るシーンに合せて持っておくと便利です。最初の一足としては、くるぶしが隠れるくらいのブーツを持っておくとよいでしょう。革製で、ソールが滑りにくいもの、動きやすいものを選びましょう。動きやすさでいえば、ギアチェンジがしやすいようにチェンジペダルとステップの間にブーツが入りやすいかどうかも確認しておく必要があります。足の甲の部分にパッドやクッションが入っていて、普通のシューズより厚みがある場合があるので、気をつけましょう。また、ソール部分は接着式より縫ってあるものの方が、はがれた場合に修理ができるので長く履くことができます。
ライディングブーツは、重量的にも普通のシューズと比べ重くなります。歩きにくい、疲れるなどの理由で、ちょっとした街乗りには普通のスニーカーでも大丈夫ですが、この場合は、できればひも式のものは避けた方がよいでしょう。ステップ類に引っかかるなど万が一の危険があるからです。
7)ライディングスーツ(革つなぎ)
バイクレースに出場しているライダーが着用しているのが、革つなぎ=レーシングスーツです。日本では、1960年頃から、スズキ、ヤマハ、ホンダの各社が海外のレースに参加するようになり、それにともなって日本のメーカーでも外国製のレーシングスーツと同じものを製造するようになりました。
上着とパンツが一体になっている革つなぎは、もともとレース用に作られたものですが、一般用も製造されています。レース用の革つなぎには、肘やひざ、肩、背中にパッドやクッションが入っています。またしっかりした厚手の革でできており、ライディングフォームを自然にとれるようなデザインになっているので、バイクを降りて歩行する時などは、動きにくいことがあります。
オーダーメイドの革つなぎの場合、一般用の価格と比べてかなり高くなりますが、高速走行、長距離走行をする時は高い安全性を保ってくれます。サーキットでの走行を楽しみたい人や、ロングツーリングを楽しみたい人は持っておくのもよいでしょう。
1980年代~1990年代に活躍した、ケビン・シュワンツやランディ・マモラ、ワイン・ガードナーなど、世界のトップクラスのライダーたちは、日本のメーカー・クシタニのライディングスーツを愛用していました。
8)レインウェア
ライダーの必需品といえばレインウェアで、バイクには必ず備えておきたいアイテムです。突然の雨に降られて濡れたまま走行を続けると、たとえ真夏であったとしても体温が急激に下がります。通勤、通学途中の短い時間でも、安全運転に支障が出てはまずいでしょう。ツーリングでは、すぐに雨宿りできない場合もります。そんなときにレインウェアは便利です。
レインウェアを選ぶ際には、一回り大きめのサイズを選ぶようにしましょう。ライディングジャケットなどの上から着用し、さらにライディングの体勢がきちんととれなければなりません。ただし、商品によっては、最初からレイン用として大きめに作られているものもあるので、試着して確認しましょう。また、首元やそで口から雨が入らないように、しっかり絞れるものであるかどうかも確かめておく必要があります。サイズが大きすぎて、すき間ができていると雨が入ってきてしまいます。全面のファスナー部分も、ファスナーがむき出しのものは雨がしみ込んでくるので、カバーしてあるものを選ぶとよいでしょう。
雨の日は、見通しが悪く、車のドライバーからも見えにくい状態になるので、レインウェアのカラーはできるだけ明るめの色のもの、目立つ色のものを選ぶと安全です。長距離走行の場合、足元もブーツカバーを履いておくと濡れの防止になります。
9)プロテクター
バイク用のプロテクターには、脊髄パッド、肩用のショルダーパッド、ひじ用のエルボーパッド、ひざ用のニーパッド、ヒップパッド、などがあります。
脊髄パッドは、内側にポケットがついてパッドが収納できるタイプのジャケットや革つなぎのものに、装着して使用します。背骨を中心に背中をガードする形状になっています。エルボーパッドやニーパッドは、ひじやひざの関節部分のみをカバーするだけのものから、その周辺を大きくカバーしてくれるもの、関節の動きに合わせて稼働するものなど、いろいろなタイプがあります。ヒップパッドも、背面のみをガードするタイプやパンツタイプのものなどがあります。
また、胸用プロテクター、すね用プロテクター、ウエスト用プロテクター、足首用プロテクターなども存在します。頭からかぶって、胸、肩、鎖骨、背中を一気にガードするタイプのものや、ジャケットタイプのもの、ひざひじ肩兼用のものなどです。
オフロードやサーキット走行、ジムカーナやトライアルなど、走行する場面によってさまざまなタイプのプロテクターがあります。安全のためにも、正しく選んで着用することが必要です。
10)手入れ方法
バイクのウェアは、革製品が多いので取扱いや手入れは、洗濯機で普通に洗濯するわけにはいきません。
革製品の手入れは、基本的に1.固く絞った布でふく 2.日陰で乾かす 3.半乾きの状態で、革用クリームやオイルを薄く塗る 4.風通しのよい所で保管 というのが一般的です。直射日光に当てて完全に乾燥させてしまうと、革が硬くなったり、ひび割れるので注意が必要です。
■グローブ
1.泥などがついている場合は、陰干しして乾いた泥を、はたいて落とす
2.固く絞った布に中性洗剤をしみ込ませ、汚れた部分を叩いて落とす
3.汚れが落ちたら、いったん手を通してその形を保ったまま陰干しをする
4.手にはめた状態で、革用クリームやオイルを薄くのばして塗る
■ブーツ
1.ブラシで泥などの汚れを落としておく
2.雑巾を固く絞ってふき、陰干しにする
3.完全に乾く前に、革用クリームやオイルを薄く塗ってのばす
4.バックルなどをしめて、型崩れしないようにしたら、風通しのよい日陰で保管する
革製品以外のバイクウェアについては、それぞれのウェアの説明書に従いましょう。バイクでの走行中は、排気ガスや土ぼこりなど汚れがつきやすい環境にあるので、こまめに手入れをすることをおすすめします。










