気になるは事故の数

自動車とバイクでは

バイクは格好がいい、乗っているのが楽しいと言っている人はいます。たまにはっちゃけている、ちょっと困った人もいたりしますが、たまに思うことがある。バイクを乗っている人、その中にはヘルメットすら被っていない人がいるという事実だ。筆者が学生の頃、バイト帰りにちょっと大きな陸橋を歩いている時に中型スクーターに乗った20代半ばの男が二人乗りをしているのを見かける。たまたま視線があって、そのうちの1人がこちらを威嚇してきたという面倒な場面になったが、そんなこととは別の事を筆者は思った。『あんな軽装で事故したら危なくないか?』、という点だ。

その時の男性二人の格好や行動として、

2人共、一応ヘルメットは身に着けている

服装は半袖、短パン、サンダルという夏まっさかりな格好

片や脇見運転、片や重心安定を損なわせる身を乗り出す行為

などを平然と行っていたのだ。乗っていない人間でも見ればわかるが、もし事故にでもあえば軽傷では済まない事態に苛まれる事間違い無し。オマケに片方はバランスを欠く行為をするなどしている点からも、もし転倒すれば頭部は無事でも腕や足などに大きく裂傷を伴う可能性も考えられる。

恐らく事故などしないとどこから来るか分からない自信を持っているようだが、そういう時こそ不測の事態とは起きるものだ。あぁ言う場面と遭遇して思ったのは、間違っても軽装でバイクなんて乗るべきでないという常識を先行すべきです。

事実、バイク事故となると心身ともに大きくダメージをもたらします。自動車事故でもそうだが、バイクの場合は身に降りかかる危険は自動車とは比較にならない、そう考えた方が安全に徹するだけの動機を持たせてくれます。

事故で生じる外傷として

年々対策などが打たれている中でも、上述で紹介したような安全意識に欠けた格好でバイクを駆る人は残念ながら多い。身の安全というものを恐らく想定しないのだろうが、もし彼らのような人が自己を起こした場合にどんな箇所を、どのように外傷として出やすいのか。

まず真っ先にバイク事故で伴いやすい外傷は、他でもない頭部だ。かつてヘルメットの着用が義務づけされていなかった時代において、最も多い死亡原因が『頭部裂傷』によるものです。その数はおよそ6割にも及び、現代でも依然として頭部裂傷はバイク事故の4割と決して低くはない。その際に顔面も損傷するので、被害の大きさは決して小さくない。また身なりなどで、露出しているとそれらの部分が傷を負う、あるいは骨折とといった怪我に発展することもある。夏は熱いからと半袖、短パン、サンダルでバイクに乗るなど、事故したら確実に無傷では済まないレベルの人体損傷へと繋がってしまいます。

頭部以外で多いのが

バイクに乗る際はバイクスーツ、あるいはプロテクターの装着が推奨、あるいは義務付けるべきだという声も上がっている。これらはバイクを駆る仕事をしている人たちも例外ではない、なぜなら頭部裂傷の次に多いのが胸部外傷による死亡原因も非常に高いのだ。そう考えれば彼らのような夏服コーデでこれからナンパしに行こうとはしゃいでバイクに乗って、もし事故にあった際には最悪命の危険にすら見舞われてしまいます。

何故そのようになるのかというと、それには『フレイチェスト』という肋骨が2カ所以上折れて呼吸運動に支障をきたしてしまう症状がおきてしまいかねないからだ。もしこれらの症状が確認されれば、心臓マッサージといった延命治療を施せずに最悪の結末を辿ってしまう。乗らない人間からしても、軽装でバイクを乗りこなしている人の危うさがよく分かるのだから、備えあれば憂いなしとして構えて置くといざという時ほど安心できるものはない。

ほんとにシャレにならないバイク事故

バイクを運転して事故に合い、重度の障害を患ってしまうという人は多い。有名なのが料理研究家としても知られていた『ケンタロウ』さんがバイク事故で6m下の地上へ転落というケースだ。この事故によりそれまでの仕事はすべて降板、日常生活をまともに過ごす事も出来ない重症を負った。更に回復は絶望的だとまで言われるほどの障害を負い、食事はもちろん呼吸をするだけでも辛いという状況になってしまったのです。

現在は回復に向かいつつリハビリを行っていると言われていますが、以前のようにバイクを乗り回すのは不可能でしょう。安全運転をする、そのためバイクに乗る際にはきちんとした装備を整えるというのはとても重要だ。そう思えば思うほど、学生時代のあの二人乗りの男性達は自分の命を軽んじていると見られても仕方ないでしょう。

危険は減ってきているが

バイク事故は今では減ってきていると言われている。危機管理や意識をしっかり持っている人なら乱暴な運転などしないのでしょうが、それでも運転を誤って事故を起こす人はいる。バイクの怖いところは、そうした事故を起こした際には心身ともに大きくダメージを受けて、社会復帰が絶望的になってしまう可能性がある点だ。自分には関係ない、そう考えずに起こるかもしれない危険を感じたら安全策はしっかり備えておこう。